歩き始めた1歳半頃~3歳未満のお子さんのケアについて
吉川元子先生のパーソナルケアクラスについて
よくいただく質問に、回答をまとめましたので
受講の参考にされてください。
●赤ちゃんケア(整体、施術)の方法
①授乳中のお子さんの場合は、
赤ちゃんがじっとして寝ている状態か、授乳しながら行います。
授乳中だと、非常に効果が出やすいからです。
②授乳を卒業しているお子さんには、
本を読み聞かせながらや、
果物や煮た野菜やおにぎりなどを食べながら(パンお菓子はNG)、
座ったまま行います。
その他、干しいもや子供用スルメなども
しゃぶりながらじっとしてくれる例があります。
(お家でお子さんが食べられそうか試してからご持参お願いします)
●赤ちゃんケア(整体、施術)の開始時期
開始年齢は、基本的に何歳からでも始められます。
それよりも重要なポイントは、
じっとして5分でも10分でもいられるかです。
これまで継続して受講されてきたお子さんも、
1歳半でじっとしていられなくなり、一旦お休みして、
3歳以上になってじっとしていられるようになってから、
定期的に受講再開されているお子さんも多くいらっしゃいます。
●年齢的特徴から起こる問題点
①じっとしていられない時期
②場所慣れしないや人見知りで、身体に触らせてくれない時期
歩き始めた1歳半頃~3歳未満のお子さんは、
人生で一番じっとしていられない時期であり、
尚且つ、人見知り場所見知りのあるお子さんだと、
じっと据わって触らせてもらえない可能性があります。
歩くようになったお子さんでも
寝てじっとしていられる、食べながらでも座って、
10分間じっとしていられるとかなり効果が出ます。
5分間でも違いが出ます。
しかし、1分間もじっとしていられない状態では、
施術効果を出すのは正直難しいです。
また、泣いている場合は、全く結果を出せません。
過去に、初回受講時1歳半のお子さんで、
私にも場所にも慣れなくて、1時間半、泣いて歩き回って
一度もじっとしていられなく、触らせてもくれなくて、
成果が出ずに申し訳なくなるケースもありました。
●受講頻度
ベストは最初の2~3ヶ月は月2回ペースで、
その後、月1回で10回以上の継続で
効果の変化が戻らずに維持できるようになります。
しかし個人差があります。
特に、ご家庭でのケアが重要で、
ご家庭でママがケアをやって下さると、
月1回ペースでも効果の持続は高いです。
効果は、持って2週間。
4週間以上空くと、完全に元に戻ってしまい、
また再度そこからスタートとなります。
そうした経験から、
ケアを開始し始めは戻りやすいので、
月2回ペースの方が効果を持続しやすいのでお勧めしています。
勿論、効果の継続時間にも個人差があります。
●ケアの効果が出やすい条件
頭の歪みは、1歳を過ぎても効果が出ます。
しかし、上記の理由で個人差が大きいです。
効果の変化の速さや大きさは、
1歳未満で開始した方に比べると、
やや変化は小さく時間もかかります。
まとめると、
①ポイントは、じっとしていられるかどうか
②人見知り場所見知りの有無
③ご家庭でのケアを継続できる
④受講頻度を守って受講
●1歳半頃~3歳未満のお子様の場合に検討して頂きたい事
①ダメもとで一度トライしてみる。
「一度も触らせてもらえないままでも良い」としてトライする。
②じっとしていられるようになってから始める。
赤ちゃんのために一生懸命に考えて行動されているママは、
本当に素晴らしいです。
そのご期待に私も結果を出したいのですが、
上記の理由で一番難しい時期という事を考慮して、
受講をご検討して頂けるとありがたいです。
●施術中のパンお菓子がNGの理由2つ
①施術をすると血流が良くなり大変口が乾く
パン・お菓子・シリアルが好きなお子さんは多いです。
しかし、乾燥すると血流は良くなりにくいし、
また乾燥している食材は、より体の水分を奪うので、
施術中には不可にさせて頂いています。(スタジオ内も不可)
②次のクライアントさんへの配慮
パン・お菓子・シリアルはボロボロとクズが出やすく、
床に散らばりやすいです。
それを片付けるというと、時間がかかり、
次のクライアント様の迷惑になります。
また、見えない所に入り込むと、
ダニなどの温床を作る原因となり、
アトピーがハウスダストやダニの原因というお子さんには、
大変な迷惑になってしまいます。
この2点から、
お菓子・パン・シリアルはNGにさせて頂いています。
●生野菜はOKですか
①体を冷やす生野菜は少量ならOK(お天気とも相談)
整体は、血流を良くする事を目的にしています。
生ものは体を冷やす働きがあるので、
体が冷えるものはお勧めしていないのですが、
沢山でなければ大丈夫です。
夏場の体が熱くなり過ぎる日中なら、
生野菜は効果的ですね。
逆に雨や曇りで気温が低くなっている時はNGでお願いします。
②硬い生野菜は、丸呑みの原因になりやすい
生野菜の多くは硬いので、
咀嚼が上手くできないお子さんの場合、丸呑みの原因にもなります。
実は、お子さんの咀嚼は、歯の発達に直結しています。
咀嚼を両方の歯でしっかりできないお子さんは、
歯並びなどの歯のトラブルを起こしやすいです。
頭の歪みがあると、噛み合わせが悪くなり、
沢山食べられない原因となったり、
咀嚼不足・左右に片寄った咀嚼の原因になったりしています。
大きくなればなる程、咀嚼不足があると、
小腸や大腸の消化の負担が大きくなり、
内臓が疲弊して、歪みを改善しにくくなる原因となります。
という理由で、施術の時には硬い野菜はNGにさせて頂いています。
果物は生ですが、咀嚼しやすくて、非常に消化が良いからOKです。
トマトですと柔らかいし、暑い時期はOKです。
ただし、当日雨で気温が低い場合はNGでお願いします。
※両方の歯で咀嚼できるようになったら、
硬めの物で噛む練習をして欲しいですが、
それを丸呑みしてしまっていては返って逆効果になるので、
とにかく「ママと一緒に良く噛もうね!」を連発して
咀嚼を多めにできるようする事をお勧めします。
●施術中に絵本を見せながらもOK
実際に、食べながら、絵本見せながら整体をしています。
●施術中に動画を見せながらもOK
施術中に動画を見せる事は、OKです。
しかし、
あえて日頃スマホで動画を見せてないママも多いため、
記載に配慮しています。
実際に、何も用意されていない場合、
ママに確認した上で、
動画を見せて施術させて頂いくこともあります。
※ただ、ご自宅でのスマホやタブレットは
できるだけ短時間にして頂きたいと考えています。
なぜなら、視覚の発達途中である乳幼児期に
近位でのスマホやタブレット視聴によって、
斜視などの視覚のトラブルを起こしやすい
という報告もあります。