2013.7.30

  ソドムとゴモラの話から(創世記18・20〜32)
年間第17主日C年 聖書と典礼2013.7.28

 旧約聖書は、全部読めていない。有名なお話は読んでいる。旧約聖書はイスラエル民族の神話・歴史・お話などがあれこれ書かれている。お話として読むには、おもしろい。
 旧約聖書に出てくる神は実に人間的である。なにしろ、姿を現して登場人物と会話をするのだから。
ソドムとゴモラの話は、有名な話である。悪徳の町であるとさせるソドムとゴモラを神は滅ぼしたが、お話の主人公アブラハムの甥のロトと家族は助けられたという話だ。その前半部分が、アブラハムと神との対話部分なのだ。
 アブラハムは、正しい者が50人いたら、滅ぼすのかと尋ねると、神は滅ぼすのをやめると言う。それで、アブラハムは、45人いたら、40人だったら、30人だったら、20人だったら、10人だったら、とまさしく大阪商人のように値切っていく。
 10人まで値切ったからアブラハムは大丈夫と考えたようだ。甥のロトと家族は正しい者だ。あともう1家族ぐらいは正しい者がいるだろうというわけだ。
 イスラエルの神は全能の神だとしたら、正しい者はロト家族だけだということぐらいは、知っているはずだ。 アブラハムは、もうひと値切りして、5人としていたら、3人としていたら、全能の神はどう答えただろうか。たぶん、「正しい者はロト家族だけだよ。」と答えただろう。
 この話から何を学ぶかだが、全能の神と人間は、取引が可能ということだろうか。「もし〜だったら、〜してくれますか?神様」というわけだ。