イエスに従うことの厳しさの譬えから
ルカ福音書14・25−33
カトリック年間第23主日C年 2013年9月8日

 ルカ福音書で群衆へイエスが語った部分は、未信者向けにルカが整理した部分である。
「家族、自分の命を憎む心がけ」「塔を建てる資金の準備の心がけ」「「戦いへの準備の心がけ」「自分の財産を捨てる心がけ」続く34−35は、「塩の比喩」というように、イエスの発言として伝えられた伝承をルカ流に大げさに拡大している。
 「家族や、自分の命を憎まなければイエスの弟子になれない。」「大仕事や戦争をするときには腰を据えてよく考えよ。」「自分の財産を捨てよ」という説教は全くつながらない。
さらに「塩の比喩」をつなげては、ますます意味のつながりはめちゃくちゃなのだ。
 マルコの伝える伝承では「自分の十字架を背負って、私についてくるがよい」というものだから、これがもともとの伝承なのだろう。
 ルカ流に、これでもか、これでもか、という具合にあれこれ付け加えたのだろう。
「家族や自分の命を憎むことはできません。」「自分の財産も捨てられません。」「大仕事や戦争など、そもそもする気もありません。」「行き当たりばったりで生きてきたし、これからも行き当たりばったりで生きていくでしょう。」
これまで、行き当たりばったりの生き方で還暦も過ぎました。これも神のみこころではないでしょうか。