第二テサロニケ書を考える(第3章)

 聖書からの引用は、口語訳からのもの。田川建三訳、尾山令仁訳の二つの訳は好対照で読み比べている。


*説教をおこなってまとめている。

1 最後に、兄弟たちよ。わたしたちのために祈ってほしい。どうか主の言葉が、あなたがたの所と同じように、ここでも早く広まり、また、あがめられるように。
2 また、どうか、わたしたちが不都合な悪人から救われるように。事実、すべての人が信仰を持っているわけではない。
3 しかし、主は真実なかたであるから、あなたがたを強め、悪しき者から守って下さるであろう。
4 わたしたちが命じる事を、あなたがたは現に実行しており、また、実行するであろうと、わたしたちは、主にあって確信している。
5 どうか、主があなたがたの心を導いて、神の愛とキリストの忍耐とを持たせて下さるように。
6 兄弟たちよ。主イエス・キリストの名によってあなたがたに命じる。怠惰な生活をして、わたしたちから受けた言伝えに従わないすべての兄弟たちから、遠ざかりなさい。

*終末、再臨が近いと言って、怠惰な生活をしていた信者がかなりいたのだ。

7 わたしたちに、どうならうべきであるかは、あなたがた自身が知っているはずである。あなたがたの所にいた時には、わたしたちは怠惰な生活をしなかったし、
8 人からパンをもらって食べることもしなかった。それどころか、あなたがたのだれにも負担をかけまいと、日夜、労苦し努力して働き続けた。

*パウロのおなじみの台詞である。

9 それは、わたしたちにその権利がないからではなく、ただわたしたちにあなたがたが見習うように、身をもって模範を示したのである。
10 また、あなたがたの所にいた時に、「働こうとしない者は、食べることもしてはならない」と命じておいた。
*働かざる者は食うべからず、有名な台詞。

11 ところが、聞くところによると、あなたがたのうちのある者は怠惰な生活を送り、働かないで、ただいたずらに動きまわっているとのことである。
12 こうした人々に対しては、静かに働いて自分で得たパンを食べるように、主イエス・キリストによって命じまた勧める。

*余計なこと、つまりは私たちは救われると騒ぎ立て、働きもせず、宗教活動に精出しているのではなくて、静かに日々働いて日常生活をおくろうという呼びかけですね。

13 兄弟たちよ。あなたがたは、たゆまずに良い働きをしなさい。
14 もしこの手紙にしるしたわたしたちの言葉に聞き従わない人があれば、そのような人には注意をして、交際しないがよい。彼が自ら恥じるようになるためである。
15 しかし、彼を敵のように思わないで、兄弟として訓戒しなさい。
16 どうか、平和の主ご自身が、いついかなる場合にも、あなたがたに平和を与えて下さるように。主があなたがた一同と共におられるように。
17 ここでパウロ自身が、手ずからあいさつを書く。これは、わたしのどの手紙にも書く印である。わたしは、このように書く。
18 どうか、わたしたちの主イエス・キリストの恵みが、あなたがた一同と共にあるように。

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